自分自身の強みを分析する

「強みを生かす」

経営の基本の「き」であり、定石中の定石。
企業経営理論のテキストには最初の方に書いてあるし、二次試験の勉強するときにも散々意識した。
診断士合格後に実務でも事業者さんには必ず言ってるし、意識している。
でも殊、自分のことになると自分の強みってなんだ?って考えちゃう。
この前の先輩診断士主催のプロコン塾でも「自分の強みを活かす」と散々言われた。
そして自分の強みをしっかり把握しなさい!とも。
そりゃそうですよね。
でも繰り返すけど、じゃあ自分の強みってなんだ?

というわけで、今日の記事は自分の強みを探るために、私が長年勤めた携帯ショップでの経歴について書こうと思います。
どこに需要があるんだと思われるかもしれませんが笑

なぜ携帯ショップで働いていたのか

携帯が好きだったからです!
身も蓋もない話ですが、昔から音楽プレーヤとかをはじめとする電子機器や携帯等のいわゆる黒物家電が好きでした。
雑誌やネットの批評を見ながら比較して家電を買ったりしてましたし、新機能がついた携帯やデバイスなどもとにかく試したがり。
初めて使ったスマホはiPhone3G。Emobileのタッチダイヤモンドと散々迷った挙句、iPhone3Gにした記憶が。
その後スマホはずーっとiPhoneで熱烈なapple信者です。

イノベーター理論で言うと、イノベーターかアーリアダプターあたりに属するんだと思います笑
私が携帯業界に入ったのは2011年でちょうどiPhone4Sが発売された頃。
スマホが市場を席巻し始めたころで、あの頃は新製品が出るたびに毎回驚くような新機能が搭載されてて面白かったなぁ。
一番印象に残っているスマホはiPhone5。
革新的でチョーカッコよかったけど、お店が忙しくなりすぎて大変だった・・・。

携わった店舗

・横浜の郊外店舗
・横浜の駅前の商店街内店舗
・東京のオフィス街の店舗
・神奈川の某大型ショッピングモール内の店舗
・名古屋の住宅街の店舗
・埼玉の郊外店

こう見るとさまざまな環境の店舗で働いたなと改めて思います。
同じキャリアの携帯ショップでも店舗立地によって集客や客層は全く違くて、もちろん問題点や課題も違います。
販促施策ひとつとっても横浜のお店はこれで良かったけど、名古屋の店舗じゃそうはいかない。ってことは日常茶飯事でした。

そしてほぼ全ての店舗で店長やそれに準ずる責任者として携わってきました。
ちょっとでも販売スキルやマネジメントスキルがあると携帯ショップはすぐに出世できるのも魅力ですよね。
(もちろん代理店にもよりますが、中小企業が運営していることが多いからか割とどの代理店でもそうだと思います。)
最初に入社した会社に関しては携帯ショップ未経験入社なのに入社翌年には店長になってました笑

携帯屋の仕事

接客・販売
事務
店舗運営

当然ですが普通の小売業と変わらないと思います。
取り扱ってる商材が携帯電話で親キャリアからの手数料ビジネスってだけで、お客様が来店して接客して、という流れは普通の小売店と変わりませんし、
一定の事務作業もありますし、新人が入れば人材育成なども行います。
意外に単調な仕事じゃないのも長く続いた要因かもしれません。

やってきたこと(私の実績)

・責任者
・販促イベント責任者

代理店にもよりますが、一般の職業に比べて昇進は早いと思います。
副店長や店長などにはスキルさえあればけっこうすぐに昇格しているイメージですね。
私も入社して1〜2年で店長任せられてました。

身についたスキル

・対人接客スキル
・販促やプロモーション企画のスキル
・わかりやすく説明するスキル
・人材育成スキル
・クレーム対応スキル

対人接客スキルは言わずもがなですね。そもそもこれできないと仕事になりませんし。
販促やプロモーション企画のスキルは小売マーケティングとも言い換えられるかも。
PDCA回しながら試行錯誤するのは得意でした。
わかりやすく説明スキルは携帯ショップならではですね。あのわかりにくいプランやキャンペーンをいかに大事なところ捉えてわかりやすく説明するかはクレームを生まないためにも必須スキルでした。
そして携帯屋って人の入れ替わりがとにかく激しい。特に10代の若い子も多いからいいお店を作るためにはそういった子たちをいかにしっかり育てるかっていうのは売上を上げるために非常に大事でした。
そして何よりもクレーム対応力。これは本当に鍛えられました。
人一倍メンタルは弱いほうなので、責任者やり始めてすぐくらいは抱えてるクレームが多いとそれだけで日常の業務に影響がでたり・・・。
でもクレーム対応に関する勉強や経験を積むにあたって、あることに気づいたときから対応力がぐっと上がりました。
それはまた別の記事で書けたらと思ってます。

私の強み

ここまで書いてきて自分の強みはなんなのか絞り出してみました。
企業のSWOT分析するイメージで、今後の診断士活動で活用できそうなもので考えてみます。

・接客や販売スキルと経験
・CSや顧客関係性強化に対する知見
・人材育成のスキルと経験
・リアル店舗での販売プロモーションやマーケティングスキル
・笑顔(←自分で言うか)

けっこうそれっぽくなりましたが、他にはあるだろうか・・・。
こういうのってやっぱり自分よりも周りの人に聞いたほうが的確な答えが返ってくるのかな。
今度、前職の友人にあったときに色々聞いてみよう。

余談

書いてたら自分の職務経歴書みたいになってしまいました笑
今回の記事を書くにあたり、他の携帯ショップ店員のブログなんかも参考にしたりしましたが、
あらためて携帯ショップってほんと人気のない職業だなぁって思いました。

1.底辺
2.ブラック
3.給料低い

まぁこの辺がよく言われることですよね。
1について経験や資格不問なことが多いからでしょうね。
実際けっこう色んな人がいますけどね。
2と3については代理店(会社)によります。
中小企業が運営してることがほとんどだから代理店によっては残業代も出ずに最低賃金レベルでノルマが高いってことはザラですし。
実際、私が最初に入社した会社も店長やってたときで手取りは20万円以下でした。
でもその後転職した会社は待遇も良くて有給もしっかり使えてホワイトな環境でしたよ。
つまり会社によるので一概には言えません。

でも私はこの仕事を10年やったからこそ言いたいことがあるんです。
携帯ショップの仕事は面白い。
またやりたいかといえば、やりたいです。
診断士として関わったりできないか模索中です。

本日のところはこれくらいにして。

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