私と診断士試験 ~概要編~
はじめに
記念すべき2回目の記事です。
今回は「私と診断士試験」と題して、診断士試験について書いていこうと思います。
まだ駆け出しのこのブログの読者には診断士試験受験生の方も多いと思うので、そんな受験生の方の参考に少しでもなれば良いなと思い頑張って書きますので最後まで読んでください!
3部構成で第1部の今回は全体の概要を、2部で一次試験について、3部で二次試験について記事にしようと思います。
途中、別の記事も挟むかもしれませんが^^;
診断士に挑戦した理由・きっかけ
まずは私が中小企業診断士目指したきっかけから。
当時在籍していた会社は、「この会社が人生で最後の会社!」と覚悟を決めて入社した会社でした。
仕事はバリバリやって成果も出していた(はず)だったんですが、なぜか2年おきに大きなトラブルを起こしており、3回目の大きなトラブルの時に絶望の淵にあったときにたまたま転職サイトを見ていたら広告に出てきた「中小企業診断士」の文字に惹かれました。
「そういえばこの資格、ずっと前に検討してたことあったよなぁ〜」と思いつつ、色々調べていると今までの自分の仕事や興味がある分野と見事マッチング。
専門的なことを狭く深く学ぶより広く浅い経営に関する知識がつけれるのは自分の性格に合ってる気がしましたし、何より「難関国家資格に合格すれば人生一発逆転目指せるんじゃない?!」っていうのが診断士を目指した一番の理由。
目指した当初は独立までは考えてませんでした。
資格を取って会社を見返してやる!とかもっといい会社に転職してやる!といった目的の方が大きかった。
独立については勉強が進むにつれて考えるようになってきました。
この辺のことについてはまた記事にしようと思ってます。
上記のように受験のきっかけは中小企業診断士になることが目的でした。
なので確実に取得するためにストレート合格が無理であれば養成課程へ進む予定でした。
なんならお金さえあれば二次試験受けずに養成課程に行ってたかもしれません。
それくらい診断士取得に対する意志は強かったです。
今考えると受験にあたってはその意志の強さこそが一番の強みだったかもしれませんね。
学習開始時の知識・保有資格
学習前の保有資格:ITパスポート、個人情報保護士
職業がら経営情報システムは多少の知識はありましたが、その他はほぼ0からのスタートでした。
またサービス業で店長経験もあるためマネジメントや店舗管理、マーケティングは多少の知識があったくらいでしょうか。
得意科目
・財務・会計
・経営情報システム
経済学はほぼ初学だったんですが、youtubeの石川経済学から始めてしっかり理解してから問題演習に入るなど勉強時間を確保したことが良かったのか得意科目になってました。
財務も同様です。初学からかなり時間をかけてます。二次試験の勉強も含めると勉強時間が一番長いのは財務だと思います。
情報システムは職業柄ですね笑
携帯や家電などのデバイスやITに関する最低限の知識はあったため、勉強時間は短いながらも常に安定して得点できてました。
学習スタイル
二次試験:ココスタ(コミュニティサイト)
ご覧の通り、一次試験の勉強で通信講座を使った以外はほぼ独学。勉強計画も自ら立てて基本は自宅で勉強してました。
外で勉強するより自宅学習の方が捗ったので、これは性格的なものでしょうね。
ほぼ独学なのでコスパは抜群でした。
勉強時間
二次試験:300時間
勉強を開始したのが、2019年6月。そこから一次試験まで1年1ヶ月。二次試験は一次試験終了後に着手しました。
月平均で約90時間前後くらいなので、完全に勉強漬けと言う感じではなく、働きながらでも無理なく勉強した方ではないでしょうか?
一次試験に1100時間は時間かけすぎだと思いますか?
私も一次試験合格して二次試験の勉強中にはそう思ってました。一次試験前からもっと二次試験の勉強しておけばよかった、って。
ただ結果的には一次知識がしっかり定着してたおかげで二次試験でも知識が必要な問題はしっかり解答できたし、なにより合格後の実務でかなり役立ってるので結果オーライです。
一次試験の結果
各科目の学習時間と1次試験での得点は以下の通りです。
科目 | 勉強時間 | 得点 |
---|---|---|
企業経営理論 | 186h | 82点 |
財務・会計 | 231h | 76点 |
運営管理 | 159h | 64点 |
経営情報システム | 114h | 76点 |
経済学・経済政策 | 179h | 92点 |
経営法務 | 113h | 68点 |
中小企業経営・中小企業政策 | 82h | 70点 |
合計 | 1100h | 528点 |
かなり高得点でした。
ただ試験後の手応えとしてはギリギリ420点くらいかな?という感じでした。
どの科目も消去法で2択まで絞れた問題が多かったことが勝因でしょうか。
この得点を見るとわかると思いますが、勉強時間と得点が相関しているかと思います。
世のサイトには短時間で効率良く合格する方法!みたいな試験対策サイトなんかもあったりしますが。
「学問に王道なし」です。
一次試験対策で迷ったら、まずはあとどれだけ勉強時間を確保できるか?を考えてひたすら勉強すれば得点はかならずついてくると思います。
※あくまで一次試験のみです。
二次試験の結果
二次試験の結果は以下の通りでした。
科目 | 勉強時間 | 得点 |
---|---|---|
事例Ⅰ | 55h | 65点 |
事例Ⅱ | 55h | 70点 |
事例Ⅲ | 59h | 59点 |
事例Ⅳ | 130h | 75点 |
合計 | 297h | 269点 |
二次試験対策の半分は事例Ⅳ対策に充てました。
なるべく毎日、計算問題を解くようにして経営分析やCVP、CF計算書などの基本的な問題は機械的に解けるようにひたすら訓練しました。
二次試験の対策を始めた頃は「一次と全然違うじゃないか!こんな問題解けるわけない!」って思ってましたが、訓練すれば最後には体が勝手に動くくらいになってました。
結果としては各事例通じてかなりの高得点。
ただ正直、試験直後の手応えは0でした。
事例Ⅳだけはできたかも!と思ってましたが、帰りのバスで単位の書き忘れ×2とNPVの問題で①と書かなければいけないとこをaと書いてることに気づき撃沈。
やけくそになって再現答案も作らず帰りに中洲で飲んでました(苦笑)
後日、記憶を頼りに作った再現答案も誰かに見せるのが恥ずかしすぎて、採点サービスにも出さず、ふぞろいにも出さず、でずっと隠す始末でした。
12月10日に結果を見て唖然。合格してる!歓喜しましたね。
そして得点開示してさらに唖然。とても高得点。なんで?って感じでした。
このように診断士の二次試験に関しては本当につかみどころがない試験だと思います。
このあたりのことは二次試験対策編の記事でも書いていこうと思います。
最後に
本当は一つの記事で完結しようと思ってた私と「診断士試験」ですが、書いてるとかなりのボリュームになってしまったので3部作にしました。
受験生の皆さんは参考になったでしょうか?
次回は一次試験の各科目毎の対策方法や使った教材やツールについて記事にしようと思います~。