私と診断士試験 ~一次試験編~

1週間ぶりのブログ更新!
今日はやっと一次試験の対策方法について書けます。
さすがに今年の受験者には役に立たない記事かもしれませんが、これから中小企業診断士を目指して勉強します!と言う方の参考になれば良いなと思います。

試験前のスペック

まずは試験前の私のスペックについてです。
一次試験の7科目でアドバンテージがあったのは、情報システムと運営管理のみでした。
携帯等の販売業や店舗運営の知識があったのでそこが少しアドバンテージだったくらいであとは全部0からのスタートです。
誰もが苦しむ財務・会計については財務の知識どこらか簿記3級レベルの知識も皆無で、借方と貸方は右?左?から勉強しました。

勉強時間

各科目の勉強時間は以前の記事で書いたので今回はそれぞれの月でトータル何時間勉強したかをお伝えします。
勉強を始めたのは令和元年の6月からです。各月の勉強時間は以下の通り。

R1年
6月:28.5h
7月:76.5h
8月:84h
9月:99h
10月:102h
11月:94.5h
12月:69h

R2年
1月:81h
2月:74.5h
3月:71h
4月:107h
5月:113h
6月:81h
7月:17h(一次対策のみ)

仕事のある日は1〜2.5時間、休みの日は4〜6時間を目安に勉強してました。
100時間を超えてるのは3ヶ月だけなので比較的勉強以外にも余裕はある受験生活でした。
そもそも要領が悪くて集中力がない性分で、「一日10時間勉強しました!」みたいに自分を追い込むことができないので、
これくらいの勉強時間が性には合っていたのかもしれません。

使った教材

使った教材は以下ですが、使用頻度には高低がありました。

  • スタディング
  • スピテキ(経営、財務、運営、中小のみ)
  • 過去問15年分(ほぼ使わず)
  • 過去問マスター
  • TACの財務会計計算問題集
  • まとめシート上下
  • 速習!ミクロ(マクロ)経済学

メインはスタディングの講義動画をもとに作った自分流のまとめノートです。
これに他の教材をもとに肉付けしていたかった感じ。
スピテキは辞書のように使ってただけですし、まとめシートはスキマ時間の勉強用になってました。
速習!シリーズはyoutubeで石川経済学を学習に使ってました。
色々な教材に手を出して気づきましたが、「教材の選択と集中」は必要です。
どの教材も中途半端になることが一番もったいないです。色々手を出すのは良いと思いますが、最終的には自分の勉強法に合わせて教材は「上手く利用」しましょう。

インプットとまとめノート作り

私のインプット方法は基本的に以下の流れ。
どの科目も初見だったので理解重視で単元(スタディング基準)ごとにしっかり学習しました。

①スタディングの講義を見る
②テキストを見ながらevernoteでまとめる
③スタディングの過去問を解く

なんせ診断士試験は試験範囲が広い!
あとあと見直すためにまとめノートは絶対必要だなと思い、最初は大学ノートにまとめようとしましたが、あまりに効率が悪いので以前から仕事で使っていたevernoteでまとめノートを作りました。
ノートを作ることで理解が深まるということもありますし、自分だけのノートなので加筆修正が容易です。
またデジタルツールなのでスマホやタブレットなどでいつでも確認できるのでスキマ時間の活用には非常に役立ちました。
ただ一つのノートを作るのに2〜3時間はかかってました。
あくまで時間がある方向けの対策といった感じでしょうか。
ただこのノートですが、受験中だけでなく実務の際にも大いに役立ってます。
時間がある方は作って損はないです。

あとで忘れないために

企業経営理論に始まり、3〜4科目を一通り学習しだしたことにあることに気付きます。

「あれもしかして前やった科目けっこう忘れてる!?」

愕然としました。
「まだここから何科目もあるのに・・・。」
ここで対策を考えました。
参考にしたのが、

エビングハウスの忘却曲線

「人の脳は1度勉強したことを1時間後には56%忘れ、1日後には74%、さらに1週間後には77%、1カ月後には79%を忘れるとされています。もちろんこれには個人差がありますが、概ねこのように、「時間が経つほど記憶は減る」というのは事実です。
忘れるまでの時間と記憶の関係を表した図を「エビングハウスの忘却曲線」と言い、「忘却曲線」はドイツの心理学者のヘルマン・エビングハウスという人が提唱していたものです。」
出典:新日本速読研究会

人の脳は時間が立てば自然と忘れるようになってるってことっですね(当たり前。)
一方で、「定期的に見直せば記憶は定着しやすい」、という理論にも繋がるようで、この理論は使える!と思いました。
そして運よくevernoteでノートを作ってた私はevernoteのリマインダー機能を活用することにしました。

  1. まずは終了した単元はリマインダー機能で7日後にリマインダーを設定します。
  2. 7日後にリマインダーが来たときはノートを見直して、スタディングの記憶フラッシュを見てスタディングの過去問をやる
  3. 理解してたらリマインダーを14日or30日後に再設定、自信が無ければ7日後に再設定

これを全単元、試験直前まで続けました。スタディング基準で全単元が70単元くらいあります。
試験直前は1日8〜10単元くらいリマインダーきてそれだけであっぷあっぷしてた記憶があります笑

過去問への取り組み方

一番重要といっても過言ではない過去問対策についてです。
過去問対策は、当初はTACの過去問を使ってました。
いわゆるタテ解きの教材ですね。
ただこれが性に合わなかった。
集中力がないので、1時間以上机に向かってるのが苦手だったので、なかなかこれは捗りませんでした。

そこで他に教材ないかな、と探して「過去問マスター」にいきつきました。
ただ、これは高い!
全科目揃えると約20,000円以上かかります。
さすがに追加でこの支出はキツいので、最新の情報が必要な科目以外は実はメルカリで揃えました。
新品で揃えたのは改正が多い、「経営法務」と「中小企業経営・政策」のみです。
結果的にこれは正解でした。

まとめ

ここまでつらつらと書いてきましたが、これが私の一次試験対策です。
時間をかけたことと勉強法が間違ってなかった証拠か、本試験は高得点で合格できました。

一次試験でここまでやる必要ないでしょ・・・、もっと効率いい方法あるでしょ!と思われる方もいるかもしれませんね。
でも私は結果的にこの一次知識が、二次試験対策でも活きて二次試験も高得点で合格しましたし、何より今は実務で役立ってます。
間違いなく言えることは一次試験の知識っていうのは何一つムダにならないです。

中小企業診断士という資格を取得することが目的の人は一次試験はテクニック重視でいいと思います。
中小企業診断士という資格を活かしていきたい!と思う人は一次試験こそ全力で取り組むことをオススメします!

というわけで、本日はこの辺で。
書いてるとけっこうボリューミーな記事になってしまいました^^;
ほんとは科目ごとに書こうとも思ったんですが、一次試験についてはこれで終わります。
また要望があれば書くかもしれません笑

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