登録確認機関と認定支援機関
登録支援機関と認定支援機関になりたい!
実務に携わっているとこの二つの登録をしていないことがネックになって困ることが非常に多い。
中小企業診断士として独立してやっていくためには避けて通れない道ですね。
昨月までは忙しくて調べる余裕すらなかったけど、8月に入り時間的な余裕も出てきたので備忘録的に色々調べました。
登録確認機関とは?
まず登録確認機関とはなんなのかって話ですよね。
これは一次支援金や月次支援金の給付にあたって不正受給や誤って受給してしまうことへの対応として、「きちんと事業をしているか」等を申請前に確認するための機関のことですね。
この確認のことを「事前確認」といいます。
持続化給付金の不正受給が社会問題にまでなったことに対する国の対応策ですね。
最近になって思うのは、中小企業診断士として、この事前確認ってすごく良いなと思うんです。
だって事前確認を通してコロナ禍の中で困っている中小企業の状況を直接ヒアリングできるんです。
しかも月次支援金(一次支援金)って対象業種が多いので色々な業種や職業の方に。
「コロナ禍の影響がどうなのか?」とか「資金繰りはどうなのか?」とか、もちろんそこから診断士の仕事につなげることも可能ですし、それよりもリアルな現場の声が聞けるってことの方がとても価値があると思うんです。
気付くのが遅すぎました。
登録確認機関になるには?
さて、ではどういった人(法人)が登録確認機関になれるのか?
そもそも対象じゃない可能性もあるので調べてみました。
“登録確認機関の対象は、(1)認定経営革新等支援機関、(2)同機関に準ずる個別法に基づき設置された機関、(3)その他個別法に基づく士業関連機関・者等であって、事務局が募集・登録した機関・者”
引用元:経済産業省HP
中小企業診断士だとこの(3)に該当するようです。
よかった。
早速申請しようと思います。
どれくらいで認定されるでしょうか?
認定支援期間とは?
続いては認定支援機関ですね。
正確には認定経営革新等支援機関。
経営革新という単語が厨二心をくすぐりそうですが、認定経営革新等支援機関とは以下のような存在のようです。
“中小企業を巡る経営課題が多様化・複雑化する中、中小企業支援を行う支援事業の担い手の多様化・活性化を図るため、平成24年8月30日に「中小企業経営力強化支援法」(現在の「中小企業等経営強化法」)が施行され、中小企業に対して専門性の高い支援事業を行う経営革新等支援機関を認定する制度が創設されました。
認定制度は、税務、金融及び企業財務に関する専門的知識や支援に係る実務経験が一定レベル以上の個人、法人、中小企業支援機関等を経営革新等支援機関として認定することにより、中小企業に対して専門性の高い支援を行うための体制を整備するものです。”
引用元:中小企業庁HP
少しわかりづらい表現ではありますが、中小企業経営強化法等の支援事業に携わる専門機関という位置づけでしょうか。
より的確な支援をするために認定制にすることで一定レベルの支援を担保するような目的ですね。
この認定支援機関は今話題の事業再構築補助金でも必須となっており、補助金業務では必須の資格といってもいいでしょう。
認定支援機関の関与が必要な事業が中小企業庁のHPにまとまった資料があったので参照します。
国の補助事業等において必要とされる認定支援機関(経営革新等支援機関)の役割について
認定支援機関になるには?
中小企業庁のHP等を色々調べましたがわかりづらい!
読み方によっては理論研修も必要みたいな書き方してるし、一番知りたい「どうやったら認定支援機関になれるの?」っていうのが全くわかりません。
認定支援機関増やしたくないのかな?と思うレベルで、もしかしたらこれはハンター試験か何か?と思ったくらいです。
最終的には自信なくて、「認定支援機関」で検索したら上位表示されてた先輩診断士のブログを参考にしました。
認定支援機関になるには? from中小企業診断士たぬき
タヌさんありがとうございます。参考になりました。結論としてはタヌさんもおっしゃってた通り、実務経験が短い場合は中小企業大学校の実践研修を受講すれば良いみたいですね。
経営⾰新等⽀援機関の認定(更新)基準について
そういえばブログによるとタヌさんは中小企業大学校直方校の研修を受けられたそうで、福岡でも受講できるのは良いな!と思いました。
受講日程について
そこで各中小企業大学校の直近の研修日程を調べてみました。
東京校
研修日程:2022年2月9日〜10日
募集期間:2021年11月17日〜11月24日
仙台校
研修日程:2021年6月14日〜15日
募集期間:募集締め切り※来年度記載なし
旭川校
研修日程:2021年11月11日〜12日
募集期間:2021年4月26日〜10月29日
瀬戸校
研修日程:2021年7月20日〜21日
募集期間:募集締め切り※来年度記載なし
関西校
研修日程:2021年10月28日〜29日
募集期間:2021年7月26日〜8月20日
直方校
研修日程:2022年3月16日〜17日
募集期間:2021年12月より募集開始
・・・。
直方校の直近の研修、来年やん。
待っても良いんですが、今なら時間もあるしできれば早めに受けて登録したいなぁと思った次第。
現在もしくは直近で募集予定で日程が早いのは関西or旭川。
それぞれの所在地は関西は兵庫県の姫路市周辺、旭川は北海道の旭川市ですね。
どうしたものか。
独り身で時間もあるし、2〜3日なら仕事に影響もなさそうなので行こうと思えばどちらも行ける。
どちらも遠いけど、さすがに旭川は遠いよなぁ、お金かかるなぁ、と迷いました。
でもこういう迷った時に私が判断基準にしていることはただ一つ!
「どっちの方が面白いか?(楽しいか)」
金銭面等を考えると絶対に関西なんですが、どっちが楽しいかで言えば絶対に旭川ですよね。
北海道なんて中学生に家族旅行で行った以来だし、「北海道行ってみたい!」という感情の方が強いです笑
というわけで旭川の研修に申し込んでみようと思います。
経過は追ってこのブログで報告していく予定です。
まとめ
中小企業診断士として活動するには、やはりこの2つの機関には登録しておいた方がいいですね。
どちらも診断士であれば登録までのステップはそこまで多くないようですし。
今後のステップアップとして、仕事の幅を広げるためにもどちらも早速申し込みをしようと思います。
美味しい旭川ラーメンのお店があれば教えてください笑
では今日の記事はこの辺で。
2021/8/8追記
改めて経済産業省の登録基準と必要書類を確認したところ、最低一期分の確定申告書が必要とのこと。
経営革新等支援機関の新規申請について
今年の5月に開業した私はそもそも対象外ですね。
というわけで結局来年まで待つしかなさそうです。
来年となると結局、直方校の研修に参加した方が無難そうです。
旭川行きは断念します。
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